闇ポエム
虫がどうして電球の回りをぐるぐると回っているか知ってるかい?彼らは月の光と間違えているらしいよ。本当は遠くに真っ直ぐ進まなきゃならないのに、目の前の強い光に惑わされ、結局、同じところをぐるぐる回っている。滑稽だね。怖がらず、そっと闇に身を…
夏の終わり。朽ちて崩れ落ちそうな大樹に、カブトムシが明日枯れるかもしれないわずかな蜜を吸っていた。夏が終わるのが先か、蜜が終わるのが先かわからなかった。そのカブトムシは、飛び立つことを知らず、ただ目の前の蜜だけを吸っていた。 斜陽産業の詩で…
頂きに立ち、足元見れば屍の山。君はその景色をみるための何人の仲間を犠牲にしたの。 毎年、人権標語に応募していた作品。 人に責任を押し付けたり、パワハラをしたりして出世を続ける人たちをみて思ったことです。 さぞかしいい景色でしょうね。