yamatogawa-blues’s diary

不動産関係と闇ポエム(笑)を書いています

不動産価値の未来予測。駅から遠い高台立地が人気になるかも。サブスクと自動運転で大きく変わる不動産価値?(前編)

不動産価値の未来予測。駅から遠い高台立地が人気になるかも。サブスクと自動運転で大きく変わる不動産価値?(前編)

こんにちは。

今日は私の持論を徒然なるままに過ごす日曜日の朝に投稿させていただきます。

 

若い人はなじみがないかもしれませんが、昔、多くの富裕層が超都心から少し離れた郊外の高台にこぞって住居や別宅を構えました。

大阪で言うと船場の豪商たちが上町台地に邸宅を構えたことも有名ですし、東京では目黒や世田谷の閑静な高台に邸宅を構えたことは有名です。

どちらも駅からほど近いところは今でも人気ですが(大阪の真法院町はエリアが狭いだけに異常な人気ですね)、駅から少し離れたところは一般の人にはあまり受け入れられておらず、場所によっては低地と高台で不動産価格が入れ替わっているところもあります。

 

私が東京を離れて7年ちょっとになりますので、ひょっとしたら状況は変わっているかもしれませんが、その例の顕著なのが世田谷区の低地の二子玉川エリアと瀬田・岡本などの高台エリアの価値です。

この二つのエリアは国分寺崖線の下に二子玉川、上に瀬田・岡本という具合に隣接しています。(かなり大雑把な捉え方なので細かいところはご容赦ください)

 

瀬田・岡本と言えば、一昔前は著名人などがこぞってお住まいになった街です。個人情報があるので名前は出せませんが、大物女優や大物シンガーソングライターなど名前を聞けば誰もが知っている有名人などが住んでいらっしゃいました。

この高台エリアにお住まいの方は、二子玉川エリアを「崖下(おそらく国分寺崖線の下という意で悪意はないと思う)」とおっしゃってあまり興味を示されませんでしたが、世の流れが「駅近」価値にシフトし、また某電鉄会社の二子玉川再開発によって大きくニーズは変わったと思います。

 

そう私が東京で営業をしてたい8,9年前は瀬田エリアや岡本エリアは「環境はいいけど駅から遠いなぁ」という声が多くなり、「やっぱりマンション買うなら二子玉川駅前がいい、街も便利だし!」という声が圧倒的に多くなっていました。

駅に近いことがマンション価値があるという世の中の潮流でしたが、それはマンションを供給するデベロッパー側にも問題があったと思います。

どういうことかと言うと、駅から遠い高台の立地でも、駅前のマンションと大きく設計趣旨を換えずにマンションを建てていたからです。

確かに多少駐車場設置率は高かったものの、高台や静かな環境を享受できる工夫がほとんどなく、駅前も駅遠もごちゃまぜにした過去のデータから顧客ニーズと購入体力を割り出し、どこでも同じように収支の見合う配棟計画を出して企画しているのが実態ではなかったでしょうか。

もっとも私は販売側なので計画側の実態は詳しく知りませんでしたが・・・

 

随分、話が狭くなりましたが、言いたかったことは以下の通りです。

1.本来、人は住まいとしては、静かで、高台や景色のいいところに住みたいはず

2.しかし、社会構造やかつての働き方から駅前の「通勤便利」というところに人気が集中した。

ということです。

 

前置きがながくなりましたが、これを踏まえて、サブスクと自動運転の世の中の到来と重ね合わせると、今の不動産価値がガラッと変わるのではと思ってしまいます。

その話は次回させていただきます。