yamatogawa-blues’s diary

不動産関係と闇ポエム(笑)を書いています

人類の革新”ニュータイプ”を待たないと住宅のサブスクは成立しない?サブスクに流れる世の中で衣食住はどうなる?(前編)

音楽配信、動画配信などのデジタルコンテンツサービスはサブスク全盛期。しかし車などの動産はリース・レンタルとの大きな違いを出せてない?では住宅のサブスクはどうなるの?

 団塊ジュニア世代としては、モノを所有することにあこがれを抱ける青年期であった。

音楽はレンタルレコードが全盛期ではあったが、やはりお気に入りのアーティストの作品は、CDで手元に置いておきたかった。

結局はダビングしたカセットテープで聞くことが多くなっても、CDを持っているということが大切だった。

 

またこの当時は「ジャケ買い」なる言葉もあった。

CDジャケット(CDケースから見える表紙のようなもの・・・)がカッコいいから聞いてみようとか、部屋のCDラックに飾ってカッコいいから買ってみようとか、本筋とは異なる理由で購入することもあった。

 

それは純粋の音楽を楽しむことのほかに、それを所有することで何か満たされるものがあったのだろう。

 

そんな世代だったので、音楽配信サービスが始まっても、形あるものを所有したくて、ダウンロードするだけというのは結構不安でもあった。

そんな感覚だったので、SONYネットワークウォークマンiPodに、CDからパソコンに取りこんでそれぞれの機器に落としていたものだった。

 

それがいつの頃からか、ダウンロードが当たり前になり、そして高音質で聞くことができるサブスクのストリーミングへと手段を換えていった。

今ではすっかりサブスクの虜だ。

 

また動画も今はサブスク全盛期。

20年ほど前、渋谷のQフロントにツタヤができた。その時は毎晩、レンタル客で長蛇の列だった。

私も当時、渋谷で働いていたので、仕事帰りにレンタルをしていたが、いつも待たされた。

しかし、今や町のレンタルDVDショップはほとんど見かけなくなってしまった。

映画好きだったので、町のレンタルショップでポップ(DVDの脇に店員さんが手書きでお勧め文書を書いていたもの)を見ながら見る映画を探すものも楽しい時間だった。

 

今は毎月定額でAmazonPrimeやNetflixで見たい時に見たいものを高画質見られる時代。あれだけ楽しかったDVD選びも今は昔、Netflixにどっぷりな毎日。

 

本当にデジタルコンテンツにできるものはサブスク全盛期。

こうして見てると、レンタルの文化が根付いていたもので、利用のサイクルが比較的早いものはサブスクに向いているようだ。

(今年はSONYがストリーミングウォークマンのリリースもした。)

 

しかし、実際のモノがあるものでその利用サイクル(買い替えサイクル)が比較的長いものどうだろうか?

例えば車。

車のサブスクもたくさん宣伝しているが、ホームページなどを見てみると、リースとの違いとかレンタカーとの違いとかの説明に結構多くを割いているように感じる。

つまり、その違いをデジタルコンテンツほど感じられないようだ。

 

おそらく車のサブスクは次の技術革新が起こらないと難しいのかもしれない。

 

車はおそらく自動運転が問題なく普及したら本当のサブスクが成立するだろう。

私がイメージしているのは、毎月定額でタクシーのように車を配車するサービスだ。携帯アプリ(そのころは携帯ではなくもっとすごい端末になっているかもしれないが)で、車が来てほしい時間もしくは到着到着してほしい時間をセットしたり、近くを走っている車を呼んだりして、目的地まで行く。

場合によっては家からステーション(これは電車だけではなく、自動運転の長距離バス

も含む)まで、小型の車で移動して、そこからは電車か大型自動運転バスで移動などということを考えると現実味が帯びてくる。

 

アッパーの走行距離を携帯電話のギガ数のようにして決めればサブスクの料金設定も簡単なような気がする。

例えば、月間走行距離300㎞までは1万円とか月間走行距離500㎞まで1万5千円とか(あまり乗らなかった月は最大2か月繰り越しとか・・・)決めればユーザーも使いやすい。

 

少し、夢を語りすぎたが、車のサブスクは今の技術では成立しなくて、次のステージで成立するのではないかと思う。

動画配信のサブスクが大容量のデータ配信環境が整ったことと同じように、自動運転がカギだと思う。

 

では車以上に私たちの生活に密接している衣食住はどうなるのか?

不動産屋として気になる住宅のサブスクってどんなものだろうか?

 

それはまた次回語りたいと思います。